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防草シートを敷くメリットとデメリットは?選び方のコツや費用・耐用年数・敷き方のコツまでまとめて解説!

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農業やガーデニング・家庭菜園、自宅の庭や駐車場回り、公園、土手、病院、商業施設など、雑草はいたるところに生えてきます。そんな雑草をなんとかする方法はないかと悩まれている方も多いのではないでしょうか。

雑草は手で引っこ抜いたり、除草剤で枯らしたりすることもできますが、できるだけ手間をかけず、薬剤に頼らずに防ぐことができればいいですよね。

そこでおすすめなのが「防草シート」です。

防草シートは、農業・ガーデニング・家庭菜園から、庭や駐車場などの外構工事、緑地管理、土木工事などなど、いろいろな現場で活用されています。

今回は、防草シートについて以下のことがわかる内容になっています。

  • 防草シートの効果とは?不織布タイプと織物タイプの違い
  • 防草シートの選び方
  • 防草シートの費用と耐用年数について
  • 防草シートの敷き方の3つのコツ
  • おすすめ農業用防草シート5選

防草シートについてこの記事で丸わかりの内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

目次

防草シートとは?不織布タイプと織物タイプの違い

防草シートとは、その名の通り草を防ぐシートになります。

雑草を生えさせたくない場所に防草シートを敷くことで、土壌への太陽の光を遮断し雑草の発生を抑制します。

また風などによって種子が飛来してきても、防草シートに遮られ土壌に根を張ることができなくなります。

防草シートは光は遮りますが、透水性があるので水は通します。雨などが降っても、水はシートの下の土壌に抜けていくので溜まって残るということはありません。

また雑草を抑制することにより、雑草を介した虫の発生、虫から発生する病気の発生を防ぐことが期待できます。

頻繁に除草作業を行っている方は、防草シートを敷くことで重労働をせずに長期間防草効果を持続できるので、

導入を検討されてみてください。

防草シートには、素材がポリエチレンの「織物タイプ」ポリプロピレンやポリエステルの「不織布タイプ」2種類があります。

ここからは農業用防草シートの種類について解説していきます。

樹脂織物タイプの防草シート

樹脂織物タイプは、PPやPEの繊維を織り上げた防草シートになっています。

製造・販売するメーカーによって、色や厚み(目付)の違い、中には抗菌性などの機能を付加したタイプなども販売されているので、使用場所に応じて適切なものを選ぶことができるというメリットがあります。

樹脂織物防草シートはビニールハウスでの施設栽培やハウスの周辺など農業現場で昔から使用されており、ほとんどの製品で一定間隔に目印となるラインが入っている特徴があることから、鉢物栽培などにも重宝されています。

不織布タイプの防草シート

私たちの身近なモノで言えば、使い捨てマスクも不織布でできています。

この不織布は防草シートにも活用されていて、ポリプロピレンやポリエステルの長い繊維を絡ませて、熱や科学的に溶着・接着して製造しています。

不織布タイプの防草シートはその構造から引き裂きに強いという特徴があるので、切り込みを入れても裂けたり、ほつれてしまったりすることがありません

光をほとんど通さず透水性がありほつれず作業性が良いことから、農業においては果樹や樹木の植栽・植樹で使用されたりしています。

農業用途以外にも、庭・駐車場・カーポート・フェンス・ウッドデッキ・人工芝・アプローチ等外構工事や高速道路の道路わき斜面・病院・公園・公共施設・商業施設などの道路・歩道脇や緑地回り等によく利用されています。

不織布タイプの場合、むしろ農業用途以外の現場で使われることの方が多いです。

防草シートを選ぶ時のコツ

農業用防草シートはさまざまなメーカーがいろんな製品を販売しているので、どれを選んだら良いかわからなくなることがあります。

そこでここからは、防草シートの選び方のコツ2つ紹介していきます。

使用する場所に合った防草シートを選ぶ

使用場所防草シートの種類
ハウス内織物タイプ
ハウス周辺織物タイプ
畦畔・用水路わき織物タイプ、不織布タイプ
一般家庭での外構(自宅周り、通路、庭など)織物タイプ、不織布タイプ
太陽光パネル下織物タイプ、不織布タイプ
高速道路わき、病院・公園・商業施設内の敷地など不織布タイプ

織物タイプの防草シートがおすすめの場所

ハウス内やハウス回り

・ハウス内やハウスの周辺に敷く場合、人が頻繁に往来するため防草シートの上を歩くことが前提となります。シートに強度があり擦れに強く、高い透水性により沈みにくいことから歩行がしやすいというメリットがある織物タイプの防草シートがおすすめです。

・特にハウス内でシートの上を歩くと、シートに土や泥などが付いて汚れてしまいますが、樹脂織物タイプであれば、透水性があるのでシートの上から水をかけて簡単に洗い流すことができるのもメリットです。施設栽培の場合、きれいな状態を保つことも重要になってくるので、織物タイプの方が向いています。

上記のようにシートの上を歩く頻度が多い場合強度のつよい織物シートがおすすめです

織物タイプと不織布タイプ両方がおすすめの場所

畦畔・用水路わき・土手

畦畔・用水路わき・土手などの法面は、植物が根を張ることで土が流れ出てしまうことを防ぎ地盤を安定させています。そのため、傾斜が急だったり高低差が高く広範囲の場合などは、防草シートで覆ってしまうと根が枯れて土壌を保持することができなくなり、土砂崩れなどが起きてしまう危険が出てきます。
ここでは、傾斜が急だったり高低差が高く広範囲という場合を除いた場所への使い方ということで紹介します。

・畦畔や用水路わき、土手などは織物タイプでも不織布タイプでもどちらでもお使いいただけます。強いて分けるならば、畦畔の方は人が歩くことが多いので、織物タイプの方がおすすめです。用水路わきや土手は、シートの上を人が歩くことは多くないと思いますので、色や予算に応じて織物タイプと不織布タイプで好みのものを選んでみてください。

畦畔や用水路わきに防草シートを敷くメリットは、面倒な除草の手間を省くとともに、雑草に寄り付く害虫を防ぎ大切な作物への被害を軽減してくれることです。上手に防草シートを活用しましょう。

不織布タイプがおすすめの場所

自宅周りや通路・庭などの外構

自宅の周りや通路、庭、ウッドデッキ下などに防草シートを敷くなら不織布タイプがおすすめです。

そのまま敷いてもしっかり雑草は抑えてくれますが、雨風や紫外線によってダメージを受けて劣化してくるので、シートの寿命が短くなってしまいます。そこで防草シートを敷いた上に、砂利やカラーストーンなどのマルチング材、人工芝などを敷き詰めることで防草シートの劣化を防ぎ、見た目もお洒落にアレンジすることができます。

不織布タイプは引張・引裂強度に優れ捻じれにも強いので、シートの上に砂利などを敷いてその上を歩ても破れにくくなっています。また水をしっかり透過させるので、水たまりになって残ることもありません。

もし防草シートをそのまま敷きっぱなし(曝露状態)で使用される場合は、UV剤が配合されていたり耐候性が高い製品を選ぶようにしましょう。

太陽光パネル下

太陽光パネル下に防草シートを敷く場合は、織物タイプと不織布タイプのどちらもおすすめです。

まず織物タイプのおすすめ理由として、織物タイプには白色の防草シートがあるという点です。白色の場合、太陽の光を反射する効果があるため、設置されている太陽光パネルが表裏の両面で発電できるタイプであれば、シートの高反射を利用して裏面での発電効率向上が期待できるからです。両面発電タイプのパネル下に防草シートを敷くなら織物タイプの白色が断然おすすめです。

次に不織布タイプですが、こちらは一般的な織物タイプよりも耐久性が高く、製品によっては非常に長持ちするものもあります。

太陽光パネル下の場合、シートの上に砂利やマルチング材を敷かずそのまま曝露状態で敷きっぱなしとなるため、耐久性が高いものを選ぶ必要があります。耐久性が高いものを選ばないと、風雨や紫外線によって劣化が進み、せっかく敷いたシートがダメになってしまいます。耐久性が高いものはコストも高くなってしまいますが、安物買いの銭失いにならないように、妥協せず高耐久の製品を選びましょう

高速道路わき、病院・公園・商業施設内の敷地

高速道路わきの法面、病院や商業施設の通路や駐車場周辺、公園の敷地管理などで緑色や茶色のシートが敷かれているのを見かけたことがある方もいると思います。そのような場所で重宝されている防草シートは不織布タイプになります。

高い遮光性と透水効果、耐久性に優れ、施工もしやすいことから、土木工事や道路管理などの現場でプロの業者に指示されることが多いのも不織布タイプです。

不織布タイプの防草シートは、固定する際に使用する一般的なピンの他にも、キワ部分を押さえて固定するフラットバーやコンクリートに接着して固定するボンドや接続テープなど関連商品が充実しているのも魅力です。

防草シートの色で使い分ける

防草シートの色シートのタイプ遮光率雑草抑制効果
織物タイプ、不織布高い
白黒・シルバーグレー織物タイプやや高い
織物タイプ普通
茶・緑織物タイプ、不織布タイプやや高い

防草シートには、よく見かける黒色の他にも白黒、シルバーグレー、白色、茶色、緑色などもあります。

本来の用途である雑草を生えさせないという点ではどのシートも効果が得られますが、これら防草シートの色の違いによってもたらされる効果について、それぞれ解説していきます。

シート色:黒

最も遮光性に優れており、雑草を抑制する効果が高いです。また黒は光を吸収するため、地温の保温効果に優れます

紫外線による影響を受けやすいため、劣化が他の色より早いというデメリットがあります。

シート色:白黒、シルバーグレー

光を反射する効果があるので、害虫からの被害を軽減や反射の光によって下の方の作物にも多少光が届けることができます。

黒よりも遮光性と保温効果はやや劣りますが、その反面、地温上昇を抑制することができます。

シート色:白

白色の防草シートは、他の色と比べると光を通すので雑草抑制効果は劣りますが、果菜類の色付けや収量アップ、害虫忌避といった効果が期待できます。

雑草抑制だけの目的で使用するのであれば、他の色を使用された方が良いですが、上述の白色であることの効果を活かしたい場合には非常におすすめです

シート色:茶

景観を損なわず周囲に馴染みやすい色合いになっています。

特に不織布タイプのものは、緑や茶色でも遮光性が高く、宅地や施設の外構、公園、道路などの土木工事で多数導入されています。

シート色:緑

景観を損なわず周囲に馴染みやすい色合いになっています。

特に不織布タイプのものは、緑や茶色でも遮光性が高く、宅地や施設の外構、公園、道路などの土木工事で多数導入されています。

農業用防草シートの費用と対応年数

防草シートには織物タイプと不織布タイプという種類の違いの他に、色や目付、耐久性などの違いによって費用が異なります。

また、一度敷いた防草シートは永久的に使えるのではなく耐用年数がある程度決まっているので、劣化や寿命を迎えたら交換が必要です。

ここからは防草シートの費用相場と耐用年数について解説していきます。

農業用防草シートを敷くときの費用

防草シートは織物タイプ・不織布タイプ共に原料の「糸」の使用量(目付)と、「どれくらいの期間雑草を抑制できるのか」という耐久性で費用が変わってきます。

防草シートの性能に直結する「糸」の使用量で、糸を多く使うほど雑草抑制効果や耐久性が高くなります。 しかし材料費が高くなるので、比例してコストも高くなるということは覚えておきましょう。

防草シートの耐用年数は種類によって異なる

防草シートは、「糸」の使用量に応じて目付(密度)が異なり、多くの糸でしっかりと織ることで厚みが出て丈夫になり、耐久性の高いシートを作ることができます。

織物タイプの防草シートは安く購入できる一方で、耐久性は不織布タイプに劣るとされておりましたが、近年では織物タイプでも高密度タイプという耐用年数の長い高耐久製品も登場しております。

  • 織物タイプの防草シート…汎用品で約1~2年 農業メーカー品で3~4年 高密度で約5~8年 (※目安値)
  • 不織布タイプの防草シート…薄手のもので約2~3年 厚手のもので約5~10年 (※目安値)

織物タイプの防草シートはいろいろなメーカーから出ており、汎用品は価格が安く導入しやすいですが、耐久性が劣ります。安定した品質と耐久性を求めるなら農業メーカー品がおすすめです。価格を気にせず、とにかく高品質・高耐久のものを選びたいという方は、高密度タイプを検討されると良いでしょう。

不織布タイプの防草シートは、薄手のものは耐久性が低くなり、厚手のものは耐久性が高くなります。特に厚手のものは、目付(密度)が高くUV耐候剤が配合されているものもあり、シートのみで敷きっぱなし(曝露状態)で使用しても長持ちします。薄手のものは耐用年数が劣るため、シートのみで敷きっぱなし(曝露状態)で使用せずに、外構工事などの砂利下やマルチング材の下に敷いて使用すると紫外線の影響を受け難くなるので、耐用年数はだいぶ長くなります。

どちらのタイプの防草シートも、シートの密度と敷く場所によって耐用年数が大幅に変わってきます

敷く場所に合わないシートを選んでしまうと、耐用年数を早めてしまいシートを買い直してまた敷く作業を行う羽目になっり、お金も労力も無駄にしてしまいます。

そうならないためにも、敷く場所に最適な防草シートを選ぶことがとても重要です。

農業用防草シートの敷き方と3つのコツ

防草シートを敷く場合にも言えることですが、必ずやっておかなければならないことが3つあります。

ここからは、より防草効果を高める防草シートの敷き方を3つ紹介していきます。

防草シートを敷く前にしっかりと除草しておく

防草シートを敷く際は、事前に生えている雑草をしっかりと除草しておくことが大切です。

狭い範囲であれば草むしりをして根ごと雑草を取り除くこともできますが、広範囲に雑草が生えている場合は草刈り機や除草剤を使って除草します。

特に茎が固い雑草や尖っている雑草は、防草シートを敷いた際に突き破ったり裂けたりする原因となるので、地面から突起として残らないようしっかり取り除くようにしましょう。

除草剤を使用する場合は、散布する場所に応じて適切なものを選ぶ必要があります。

管理している作物や植物がある場所や農耕地とそうでない場所では、使用できる除草剤が異なるので注意しましょう。

隙間ができないように敷く

せっかく防草シートを敷いてもシートとシートの間に隙間があると、種子が入り込んで雑草が発生してしまいます。

隙間ができないようにするために、防草シートの端と端が10cmほど重なるように敷いてからピンで固定すると良いでしょう。

よりしっかりと施工するなら、重なる部分のシート同士を専用のボンドで接着したり接続テープを貼ってからピンで固定するという方法もあります。

その分手間と費用はかかりますが、シート同士を重ねた部分に強風が入り込んでめくれたりすることもなくなるのでおすすめです。

またシートのめくれや隙間以外にも、固定ピンを打ち込んだ箇所が経年劣化により広がってきて、そこから雑草が生えてきてしまうことも少なくありません。

そのため固定ピンを打ち込む際に防草ワッシャーや丸型の皿板を挟むことによって、シートを面でしっかり押さえる効果と雑草の発生防止効果が期待できるので、固定具とセットで使用することをおすすめします。

地面にあった固定ピンと副資材を使用してしっかりと固定する

防草シートを敷く場所の土の状態は、固さや質など土地によってさまざまです。

一般的に防草シートを固定する際に固定ピンを使用しますが、打ち込めればなんでもいいというわけではありません

土の状態に合っていない固定ピンを使用してしまうと、しっかりと固定されずに簡単にシートがめくれてしまい、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。

防草シートの固定ピンは鉄製のピンを使用することが多いですが、プラスチック製のものもあります。

  • 鉄製ピン…強度や耐久性に優れている、サビによって腐植することで抜けにくくなる
  • プラスチック・樹脂製ピン…幅広い形状のものから選ぶことができ、打ち込み直後の引き抜き抵抗力は鉄製ピンより高い、塩分が多い土にも対応可能、固い土壌には不向き

また形状もさまざまで、大きく分けて以下の6種類の形状のものから選ぶことになります。

種類特徴
釘型(デカピン)固い地盤でも打設可能
コ型
U型(U型目串)
最も一般的な形状で汎用性が高く、長さの種類も豊富
摩擦力が増すので引き抜き抵抗に優れているが、地盤が固い場所には不向き
L型(L型目串)釘型同様固い地盤にも打設できるので施工性に優れ、
U型よりもしっかりと固定できる
M型(M型目串)U型よりも肩幅が広いので、打設時に形状が変形しやすいデメリットがるものの、
引き抜き抵抗に優れている
異形アンカー直径が大きく重量もあるピンで、柔らかい土壌や強風エリアでの使用におすすめ
硬質プラスチックピン埋設管などによって鉄製ピンが使用できない場合や、
外構エクステリアの分野で使用される

上記のように、防草シートの固定ピンにもさまざまな種類があるので、防草シートを敷く場所や土の質に応じて固定ピンを選ぶようにしましょう。

おすすめ農業用防草シート5選

防草シートはさまざまなメーカーから、いろんな種類・機能のものが数多く販売されているので「どれを選んだらいいか分からない…」、このような方も珍しくありません。

そこでここからは、おすすめ防草シートを5つ紹介していきます。

【織物タイプ】おてんとさんオリジナル 高密度防草シート

農業用品を販売するおてんとさんオリジナル商品「高密度防草シート」です。

目付は125g/㎡の高密度となっており、高い遮光性と耐久性で雑草の繁殖をしっかりと抑制します。
高密度ですが適度な透水性や通気性を兼ねそろえているので、土壌を傷めることはありません。

サイズ展開が豊富なので、敷く場所の広さに応じて無駄なく選ぶことができます。

メーカー製品の高密度タイプよりも価格を抑えているので、手頃な価格で高密度タイプを導入したい方におすすめです。

また、おてんとさんでは一般的な防草シートも販売しているので、強度や耐久性よりもなるべく費用を抑えたいという方はそちらをご検討ください。

【織物タイプ】小泉製麻株式会社 ルンルンシート 白ピカ

小泉製麻株式会社の農業用防草シート「ルンルンシート」は黒色、白黒、白3色展開でとなっており、その中で高反射タイプの防草シートが『ルンルンシート 白ピカ』です。

色を問わずルンルンシートは高い密度できっちり織り上げられており、防草シートとしての性能は非常に高く多くの現場で導入されている実績があります。

ルンルンシート 白ピカをはじめとする白色の防草シート最大の特徴は2つあり、1つは反射性で、もう1つは遮熱性になります。

1つ目の特徴の反射性ですが、ルンルンシート 白ピカは特殊な糸を使用することで、高い反射効果と光が作物にキレイに当たりやすく工夫されています。

作物にたくさん光をあてて光合成させたい、色づきを良くしたい、ハウスなど施設内を明るくしたいという要望に応えた製品です。

2つ目の特徴の遮熱性は、白色は光を反射するためシート自体が熱くならないので、シート下の環境は涼しくなります。

ルンルンシート 白ピカは、イチゴやトマトなどの施設栽培、リンゴやモモ、ぶどうなどの果樹の下に敷くことで色づきを促進させる効果が期待できます。

その他にも、反射率が高いことから表裏両面で発電できるタイプの太陽光パネル下へ設置することで、シートの反射光を活用した発電用途などにも活用されています。

【織物タイプ】日本ワイドクロス株式会社 アグリシート

日本ワイドクロス株式会社のアグリシートは、ハウス内や通路、ぬかるみ・泥はね防止用など農業用防草シートとして長年多くの方から愛用されている定番製品です。

カラーバリエーションも、スタンダードな黒色の他にシルバーグレーとグリーンの3色展開

シンプルに防草と保温が目的なら黒、害虫忌避や生育補助が目的ならシルバーグレー、畦道など景観に配慮した場所の防草用途ならグリーンというように目的や設置場所に応じて選ぶことができます。

またほとんどの織物防草シートは長さ方向にのみ等間隔でラインが入っているのに対し、アグリシートは幅方向に等間隔で入っているので格子ラインになっているのも特徴です。鉢物や育苗トレイを並べたり品種ごとに分けたりする際に便利ですし、施工がしやすいというメリットもあります。

強力に織り上げられているため遮光性と耐久性が高く、透水性もバツグン、耐薬品性にも優れているので農業用途におすすめです。

他にもアグリシートには、抗菌タイプのものや高密度の強力タイプなどもラインナップされています。

【不織布タイプ】株式会社日本マタイ 強力防草クロスシートPRO

日本マタイの強力防草クロスシートPROは、スタンダードな「ブラック」、茶系の「ウッディブラウン」、「白系のクラウディホワイト」の3色展開。敷く場所に応じて色が選べるのも魅力です。

強力防草クロスシートPROは、織物タイプの防草シートの中で最初に登場した高密度タイプ製品です。

UV耐候剤を配合した高密度ポリプロピレン糸を一本一本しっかりと織り上げ高密度を構成しており、耐候性・引張強度・耐摩耗性に優れとにかく丈夫で長持ち。もちろん遮光率99.9%なので防草効果も非常に高い製品です。

その特徴を活かしつつ、景観に馴染みやすい茶系シートにしたのが「ウッディブラン」昇温抑制効果・反射効果が期待できる白系シートにしたのが「クラウディホワイト」になります。

太陽光発電下、農業畜産施設、空き地(休耕田)・建物周辺(遊休地)、法面・道路わきなど様々な場所で導入されている実績があります。

【不織布タイプ】株式会社グリーンフィールド ザバーン・プランテックス

アメリカのデュポン社で開発されたポリプロピレン製の4層スパンボンド不織布のザパーンは、トップクラスのシェアを誇る不織布タイプの防草シートの1つと言えるでしょう。日本では株式会社グリーンフィールドが販売元となります。

太い繊維を用いて製造しているので、とても耐久性に優れているのが特徴です。

優れた透水性と耐候性を持たせることで、雨水や液体肥料を通しやすく、幅広い用途に対応可能です。

「ザバーン」は緑色の防草シートで、「プランテックス」は黒色と茶色のリバーシブル防草シートになります。

どちらの製品も目付の違いによって、数種類展開されています。

砂利下に敷いて使用する場合は、半永久とメーカーが謳っているくらい長持ちします。

防草シートのみを敷きっぱなし(曝露状態)で使用される場合は、独自の特殊配合で紫外線への耐候性を高めた「ザバーン240G」か「ザバーン350G」をご使用ください。

防草シートは、紫外線、気温、風雨、摩耗、薬剤の影響など様々な要因によってダメージを受ける消耗品です。メーカーサイトや販売ページ等に記載されている効果や耐久性・耐用年数などはあくまで目安値となります。保証するものではないということを踏まえご検討ください。

まとめ

防草シートを使えば、長期間雑草の発生を抑制することができます。

しかし防草シートを敷くときにしっかりと除草して整地していなかったり、隙間ができたりしていると、せっかく防草シートを敷いてもシートが破れてしまったり、再び雑草が生えてくる可能性があるので注意しましょう。

防草シートはまず「どこに敷くか」と、耐久性の高い製品を選ぶことが重要です。

今回ご紹介した防草シートの選び方のコツや、おすすめ防草シート5選を参考にぜひ選んでみてくださいね。

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